私は今、マンションに住んでいて管理人さんが常駐しています。
出勤に関してはおそらくシフト制なので日や時間帯によって人が違いますが、
管理人室は毎日通っているので、お互いに必然的に顔を覚える事になります。
そんな毎日会う管理人さんですが、人によって仕事の仕方は違います。
管理人Aさんは挨拶はしてくれますが、他の事は何もしてくれません。
管理人Bさんは挨拶も当然の様にしてくれて、5分の程のコンビニの買い物程度であればオートロックの自動ドアの鍵を開けてくれます。
管理人Cさんは挨拶も当然してくれて、1時間もかかるスーパーでの買い物をして帰って来てもドアを開けてくれます。
本来であれば鍵を取り出して開ける作業があるのは当然です。
しかし買い物をして両手が塞がっている中で鍵を取り出すのが大変だったり、
少しの時間での出入りでも鍵を取り出す事が手間だったりします。
そこで相手が困っているの時に
それをされて嬉しいか嬉しくないかを考えて行動しているかで差が出てきます。
個人的な感情で人を比較なんかしたくないと思いますが、
日々のちょっとした事って、仕事を受け取る側の感覚の中に
少しずつ人との差を生んでしまう仕方のない一つ要素になるのだろうと思います。
毎日のちょっとした事への意識と気遣いで選ばれる様になる。
どんな仕事をしていてもこの気遣いは意識する事が出来ます。
営業であれば得意先が困っていて、
当たり前の事だけども手が届きにくい所に手を差し伸べる事が出来るか。
社内業務の人であれば、仕事を行う相手を意識して
”どうしたらいつもより仕事がしやすくなるか”を考えて仕事をする事で
他者との差が付いてくるのだと思います。
何か一つでも良いので、毎日のちょっとした相手への気遣いの積み重ねが
信頼を得て、評価され、選ばれ、安心される人間になっていくのではないかと思います。