ノンストレスな考え方

アナザースカイから一流の考えを学ぶ/今田耕司/我慢との付き合い方。


昨今のテレビ業界において、なくてはならない存在となっている今田耕司さん。

今ではMCの仕事が多いながらも関わる多くの方と近く親しんで、誰からも好かれる方だという印象を画面越しからでも伝わってきます。

そんな今田さんを代表する番組の一つであるアナザースカイにて、MCをしているご自身が番組ゲスト出演した回について、仕事に対する人生観がとても参考になったので、学んだ事や参考にしたい考え方を紹介していきたいと思います。

33年前に大阪から芸人人生が始まった。


芸人人生スタート。そこは大阪・西成。
 
番組収録中というのに、日雇いの労働者の方が多く住むこの地域。
今田さんに謎に絡んでくる叔父さん達。そんな絡みに対しても上手に言葉でいなします。
「ちょっと人が忘れている様な野生の、一歩間違うたらもう、動物でいうと噛みつかれますから」。今でもテレビ番組で多くの人と上手くコミュニケーションをとっている、そういういなし方はここ関西で習得したのだそう。

そして、当時の興味があるのはお笑いとナンパのみ。それにしか時間を使っていなかった。
ダウンタウンの全てに憧れた。 
そんな当時はとんかつ屋に一番によく通った。
決まって注文した大好物は「ヒレカツ、おろし。」  

「若い時に食べてたから、この年齢になって色んなもの食べてどんな風に感じるかとおもたらやっぱ美味。」

「30年経っても色あせていなかった味」ってとても素敵な言葉ですね。

番組で紹介された店:とんかつ一番 天下茶屋本店

30年の月日は人を成長させるけれど、舌は成長とは別の安心や感覚を覚えてくれている
機能を持っているのではないでしょうか。

駆け出し時代 ||1年目からダウンタウンの子分の様にそこにいた。


当時は20そこそこで天狗になっていたと言う。

しかしその鼻はダウンタウン上京によりへし折られた。  

「俺おらな無理やろぐらいおもてたら、己の身の丈を知らされた。」
ダウンタウンが抜けた番組の中で「いつも浜田さんがいじるように出来なかった」

「生放送での恒例のくだりに対して相手役から”浜田呼んで”!と言われたのが悔しくて恥ずかしかった。」   

その大阪での挫折が、後の芸人人生につながった。そして目の色を変えたと言う。

究極のダメ人間だったが如何にして今日を築き上げたのか。

 
当時は自他共に認めるダメ人間だったと自負する。
究極のダメ人間だったが如何にして今日を築き上げたのか。

「これがっていうターニングポイントは、自分ではわからない。 」

「考えたら僕はもう、最初のオーディション受けてからは人の言われるがままやし、流れにずっと身を任せてきたタイプだったと思うんですよ。」  

「自ら攻めるっていうよりは。」

「なのでただ単に研磨されていっただけかと思うんですよ、時間かけてね。 」

簡単な道のりの訳ではない
「全部覚えてますよ。舞台の袖で口から臓器が出そうな緊張。 ずっとギリギリだった。」
今田耕司はそれをずっと見せもしないし悟られもしない。」  

芸人としての信念。  


「流れに身を任せ慣れていっただけ」そう謙遜するが芸人としての信念は頑なに守ってきた。

それは「我慢。」

我慢しているというストレスではなくて、我慢をうまく共有する。 」事。

”我慢”と聞くとストレスと溜め込んだり、消耗してずっと耐えるというイメージや概念があり、我慢に対するイメージはあまり良く無いものと考える事が多いのでは無いでしょうか。

しかし今田さんは我慢を上手く自分の中で共有していると言います。

我慢は悪い事ではなく、自分で少しずつ物事を吸収していく時間と捉えてみるのでも良いのでしょう。

我慢と上手に付き合う事で、ストレスも減るし、成長への時間と捉える事もできます。

全ては考え方次第なのかと感じました。



そんな今田さんの座右の銘は”自然体の真逆の不自然体。”

「僕の尊敬する人がそうやったんでしょうね。この世界に入って。 」

「自由に振舞っているように見せているだけで、すごいやっぱ我慢されているんだろうと思うんだろう。」  

先輩から教わった「芸人は芸人でいろ」  

辛くても常にカメラの前では楽しく振るまえ。そのためには我慢するしかない。

今田は「口には出さない。つらいとか。」(ほんこん談)

背中で後輩芸人に伝えている我慢しろ」と。


”30年我慢して、我慢して、我慢して、我慢して、本気でふざけて、ふざけて、たどり着いた場所 。

”だから、しがみついてでも、お笑いの世界の汁を吸おうとは思っているんですけど、這いつくばってでも。年間一本でも仕事がきたらやろうと思っていた。”

一本一本の仕事を着実に大切にしがみつく、上手く我慢と付き合いながら。
我慢を理解してコツコツと実行していく内に理想の位置に行けるのではと、今田さんのアナザースカイを見て感じました。

終わりに


いかがでしたでしょうか。

普段テレビでは、そつなくこなしてしまう印象の今田さんですが、そこには苦労や、信念がありその考え方にとても共感するものや学びがありました。

我慢との上手い付き合い方、考え方を学びました。

日常の中には我慢が沢山潜んでいると思います。

その一つ一つをネガティブ→ポジティブに捉える事で、視野を広げたり、ステップアップの基礎になるのではないでしょうか。

他にもアナザースカイで、影響を受けた回を記事にしております。
是非覗いてみて下さい。

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